”そんなことわかってる ただ私の片思い”




片思い





「あぁ最悪・・・」


街中を歩いていて目に入ったのは私の好きな人・・・



丸井 ブン太



週末の街の中彼女を見た


そしてその隣にいるのは同じクラスで一番可愛い田中さん
私は耐えられなくて家に向かって走った


泣きそうな顔をして走り去ってくのが横目に見えた




笑った顔が



ただそれだけ



テニスをするときの真剣な目が


それだけなのに気になる 確か同じクラスの・・・


その声が



「好きだったのに」

 



一目惚れってホントにあるんだな〜



部屋に飛び込んで一息つくと暖かいものが頬をつたった
(きっと誰から見ても 2人は似合ってた)


「ブン太くん?どうかした?」


抱きかかえたクッションが濡れる



でも今、俺が一緒にいるのはクラスで一番可愛いと噂の子
確かに可愛いし優しいと思おう告白もそれでOKしたし・・・


(人を好きになることがこんなにツライなんて
 これじゃ前より・・・余計に頭を離れないじゃない)

でも一番気になるのは・・・

「ゴメン田中!!俺・・・やっぱり付き合えない」

田中は驚いてからすぐ悲しそうな顔で

「ブン太くんが私を好きじゃないなら・・・しかたがないね」

そう言って笑顔を見せて、俺の前から去っていった




気づいたら朝だった

腫れた目を冷やしてたら「御飯よ〜」母さんの声


(あきらめないと)


この恋に望みがないのなら 早く早く

田中と別れてから俺はずっとのことを考えてた




学校に着くとまだ朝練をしている部活が多かった
テニスコートへと目がいく

「どうして・・・目が追っちゃうんだろう」

君を見るたび決意がくずれる

教室でもいるだけで苦しくて泣きそうになるから
2時間目の終わり屋上に行くことにした



俺がまたのことを考えながら廊下をボーっと眺めていたら


彼女が歩いていくのが見えた

興味がわいた。離れて後ろから でも見つからないように歩いた



彼女は屋上にいた



ついてすぐもってたMDウォークマンを聞きながら寝転んでみた


『気持ち良ぃ・・・』


まぶたを閉じて曲に集中する

寝転んでMDウォークマンを聞いていて俺には気づかない



”夢でさえ会いたくて 悲しいくらい〜♪”
(夢で良い・・・会いたい)

(寝てるのかな)

そーっと近寄って そーっと顔をのぞく




長いまつげ




ちょっと色白の肌




サラサラ流れる髪



こえが 声が聞きたい・・・



不意にのまつげが揺れ
目が俺を映し出す

「丸井・・・くん!?」

ドキドキした

何か話さないと・・・ でも言葉が出ない・・



ふとよぎる疑問
別に仲がいいわけじゃなかった・・・

「どうして・・・名前?」

見ると は泣いていた

「どうかした?あ、もしかして俺が驚かしちゃった?」


ふるふると首を横に振る彼女は

うろたえた俺に少し笑った

その顔が可愛くて愛しいと思った


「ねぇ 振られるとわかってる相手に貴方なら・・・告白する?」


彼女からの唐突な質問

自分が置かれている立場とかぶる



「俺は・・俺なら告白するね!!」


たとえ君が見ているのが


「だって言わなかったら後悔・・・するだろ?」


俺じゃなかったとしても


「うん。そ・・・だね」



俺は(私は)


君に告白しよう



「「あのさ」」


「「!?」」


「い、良いよ。丸井くん先言いなよ」

「いや、が先にド−ゾ」


「「・・・」」


「「俺は(私は)君が好きです」」


「「!?」」


妙にハモルから2人で吹き出す


あぁ やっぱりこの笑顔


好きだなぁ


ちゅっ


「!?///」

、これからもヨロシク」











END












[アトガキ]

「片思い」なのに両思い・・・
ブン太偽者っぽくてゴメンなさい;
この話は私が大好きな曲から作ったんだけど
あの曲のマンマだと悲恋になります。


[シャレイ]


はじめさんから、無理言って貰いましたvv
ぶんぶん可愛いv大切な人は、気付かなくても見つかっているモノです。
どきどきで読みましたv私はこういうストーリーあまり書けないんで、羨ましいっす!(笑)
是非!また書いたら読ませてくださいな☆本当にありがとでした!!

                    04/05/01 
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